こんばんは。
また記事の更新が滞ってしまいました。すみません。。
さて、今回のトピックスは、最近の日本人の寄付事情について、です。
日本人世帯辺りの寄付金の平均額は、おおよそ3,000円台で推移してきた。 阪神淡路大地震があった95年のみ6,000円となっている。
これが、近年2,000円台前半の値となっている。
特に、赤い羽根募金や緑の募金の減少が著しい。
日本人は寄付しない人種なのであろうか? なぜ、寄付金が減少しているのであろうか。
まず、分析。 ・景気動向に左右される。 ・地域コミュニティーが変化した ・個人意識が変化した という理由が挙げられる。
やはり、景気が悪いと寄付は伸びない。日本は数字上好景気であったが、消費者レベルでは決して好景気とは言えないものであったと考えられる。 また、社会福祉の充実とともに地域社会での助け合いという風潮が無くなってきていることも無視できない状況である。 そして、何よりも個人意識の変化が、この寄付金額統計を減少させている原因であるといえる。
実は今までの統計に載らない寄付の形態が増えている。 ネット募金等がそれである。 また、NPO等による募金活動も着実に伸びてきている。
これら新しい寄付受付母体となっている組織の共通点は、募金の使途や効果をガラス張りにしているということである。 自分の寄付したお金が、具体的にどのように活用されたのかイメージできるのである。 そして、定期的に活動内容を報告する仕組みを確立している。
このことから、日本人の寄付意識が低下したのではなく、寄付する対象が変化しただけだということがわかる。
日本人の寄付意識は高い。国のアンケート調査では約8割の人が寄付をしたい旨の回答をしている。
寄付した自分のお金が有効に使われてほしいと願うことは当然のことである。 税金と異なり、自らの意思で社会に良かれと思って渡すお金である。 仲介役であるはずの団体の怠慢によって善意が無に帰してしまっては、悲しい。
視点を変えると、それだけ日本人のお金の活用に対する意識が高くなってきていることを、寄付の現状は示しているといえる。
社会に貢献する代表的な行動である寄付行為。 その使い道について、もっともっと透明性を増して欲しいと思います。
そのことが、明日の寄付額の増加に繋がります。 それによって、多くの人に幸福が訪れるチャンスが生まれるのです。
みなさんも、自分の興味のある分野への寄付ができるかどうか探してみてはいかがでしょうか? いろいろ発見があるものと思います。
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