FC2ブログ
きなこの青い空
経済・会計・投資に関する情報をご紹介していきます。
法曹人口について
今日は、法曹人口についての考えをつらつら述べたいと思います。

私は、以前法科大学院で法律を学んでいた。
入学当初は、無論弁護士を志望していた。

当時は、法科大学院の卒業生は8割が司法試験に合格するというフレコミであった。
そのため初期の入学生は社会人も相当数存在していた。
職を辞して挑戦しても十分勝算が見込める選択であると考えられたためである。

しかるに、現状では司法試験の合格者は2割5分。年間3000人の合格者という目標もどうやら達成不能であるということがわかってきた。

これは、法務省・日弁連などの法曹界関係者の見通しの甘さから来ていることは間違いない。

問題は、現状が続けば法曹志望者の質が決定的に低下することである。
理由は、あまりにも魅力が薄いためである。

・司法試験の合格まで、おおよそ1000万円の費用を要する
・都市部法律事務所入社の要件は、上位ロースクール卒業かつ受験一回目で合格
・過疎地での需要も数百人程度と考えるほど多くない
・訴訟件数と法曹人口増加のミスマッチ
・法曹育成制度の致命的な構造的欠陥

というように目を覆いたくなるような惨状がある。

私の立場は、法曹界の発展を支持する立場である。
かつての同期にも頑張ってもらいたい気持ちでいる。

改革の糸口はつかめないというところが現状である。
現状の閉塞状態を打開するにはまず、法曹育成制度の構造的欠陥を修正しなければならないであろう。端的にいえば司法試験合格率を5割以上に引き上げることである。合格者数と増やすのでもよいし、法科大学院の入学者数と制限するのでもよい。とにかく合格率を高めることは、優秀な人材を確保するための呼び水となる。

優秀な人材が業界を支えるというのが私の考えである。
そのためには魅力的な仕事である必要がある。
こと弁護士にあっては、社会的地位は低下している。これ以外に新しい魅力を示していかなければ業界の未来は危うい。


ビジネスから考えると、資格の有無はあまり問題ではない。
独占業務をもって事業を起こす者以外にとっては些事でしかない。
また、独占業務ビジネスは一般的に業界規模が小さい。
コストパフォーマンスも良くないためそれほどおいしい商売ではないと言える。

また、一般的に企業が訴訟に至る確率は高くない。
もし、訴訟に至るとすれば、当該企業の失態が原因であると判断してよい。

紛争へいたる芽を事前に摘んでいく。これが、ビジネスとしての法務である。
訴訟までもつれ込むような対応では無能の烙印を押されても仕方がない。

法廷紛争は下策と心得るべし。

そのため、高い人件費で有資格者を雇うくらいなら、学卒を法務部に配置させて経験を積ませるほうがコストパフォーマンスが良いのである。
訴訟になったらその時に、弁護士を雇えばいい。訴訟費用は損保商品を活用することによりカバーできる。

弁護士の活用は常にアウトソースが基本である。



いろいろ書いてきましたが、ビジネス面から申しますと、弁護士はコスト面から使い勝手が悪いという判断をせざるを得ません。
したがって、弁護士の需要は自然増はあまり見込めないといえます。

法曹関係者からみれば、魅力ある法務活動を実現するためには、日弁連はじめ法律事務所が需要開拓に乗り出さないと業界活性化は図れないという結論に達します。


スポンサーサイト





検索フォーム



アクセスカウンター



カレンダー

12 | 2020/01 | 02
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -



プロフィール

海の家のきなこ

Author:海の家のきなこ
金融NPO設立を目指し奮闘中

33歳

法科大学院の基礎課程を終了後
税務・会計の学習へ転向。

昨年ベンチャー企業をおこしました!!
実務・学習を通じて収益を上げる仕組みを会得したいと考えています。

居合道2段



リンク

このブログをリンクに追加する



天気予報


-天気予報コム- -FC2-



最近の記事



最近のコメント



最近のトラックバック



月別アーカイブ



カテゴリー



ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる



ブログ内検索



RSSフィード



公認会計士情報



人気ブログランキング

新規に人気Blogランキングに参加!!


みなさま、ポチッとお願いします。



FC2ブログランキング

未熟者ながら参加してみました。 ポチっとお願いします。

FC2ブログランキング