| 最近の物価高について |
昨今の物価高、皆さんはどう思われますか?
連日、マスメディアの物価高報道が流れます。 環境か物価か、といった内容です。
私は、このようなマスメディアの報道に危機感を抱きます。
特定の情報を過敏に報道する傾向が高いためです。 マスメディアの報道が、問題をさらに拡大することは異論が無いかと思います。
問題意識の提供は、マスメディアの社会的使命である。 これができない社会は、自由な社会とはいえない。
だが、行過ぎても困るのである。
マスメディアが内包するマッチポンプ的性格を私たちは認識しておかなければならない。
日本の物価は、世界的に見ればかなり低い水準にある。 まだ消費者物価指数は高くない。
昨年までのデフレ恐怖症から、一転してインフレ悪論の流れに変わるのだからなんとも無様である。
確かに、消費主導のインフレではなく、コストプッシュ型インフレは望ましくない。 しかし、中国・インド等の需要の増加、アメリカの金利引き下げによる市場に流通したマネーの量とアメリカ景気の減速を考えると、物価上昇はむしろ必然と判断することが合理的であるといえる。
その上で、世界と比較すると日本の物価上昇は高くないと判断することは容易である。
各地域の物価上昇率は、各自チェックしてみてください。 EU、アメリカ、東南アジアを比較すると、新たな発見があると考えます。
私は、アメリカの景気が回復するまでは、今回の物価上昇は続くものと考えます。 投機マネーのだぶつきが解消されるまでは、商品市場から資金が引き上げることはまずないといえるためです。
現在の物価高を捉えて、世界経済の流れを考える。これは、経済の流れを読む訓練としては最適である。
出費を減らそう、政府のやり方が悪いというような消極的な対応では、やはり不足だと思います。 この物価高は、しばらく続くことを踏まえて、どう対応するかが重要です。
|
| 日本:近年の個人寄付について |
こんばんは。
また記事の更新が滞ってしまいました。すみません。。
さて、今回のトピックスは、最近の日本人の寄付事情について、です。
日本人世帯辺りの寄付金の平均額は、おおよそ3,000円台で推移してきた。 阪神淡路大地震があった95年のみ6,000円となっている。
これが、近年2,000円台前半の値となっている。
特に、赤い羽根募金や緑の募金の減少が著しい。
日本人は寄付しない人種なのであろうか? なぜ、寄付金が減少しているのであろうか。
まず、分析。 ・景気動向に左右される。 ・地域コミュニティーが変化した ・個人意識が変化した という理由が挙げられる。
やはり、景気が悪いと寄付は伸びない。日本は数字上好景気であったが、消費者レベルでは決して好景気とは言えないものであったと考えられる。 また、社会福祉の充実とともに地域社会での助け合いという風潮が無くなってきていることも無視できない状況である。 そして、何よりも個人意識の変化が、この寄付金額統計を減少させている原因であるといえる。
実は今までの統計に載らない寄付の形態が増えている。 ネット募金等がそれである。 また、NPO等による募金活動も着実に伸びてきている。
これら新しい寄付受付母体となっている組織の共通点は、募金の使途や効果をガラス張りにしているということである。 自分の寄付したお金が、具体的にどのように活用されたのかイメージできるのである。 そして、定期的に活動内容を報告する仕組みを確立している。
このことから、日本人の寄付意識が低下したのではなく、寄付する対象が変化しただけだということがわかる。
日本人の寄付意識は高い。国のアンケート調査では約8割の人が寄付をしたい旨の回答をしている。
寄付した自分のお金が有効に使われてほしいと願うことは当然のことである。 税金と異なり、自らの意思で社会に良かれと思って渡すお金である。 仲介役であるはずの団体の怠慢によって善意が無に帰してしまっては、悲しい。
視点を変えると、それだけ日本人のお金の活用に対する意識が高くなってきていることを、寄付の現状は示しているといえる。
社会に貢献する代表的な行動である寄付行為。 その使い道について、もっともっと透明性を増して欲しいと思います。
そのことが、明日の寄付額の増加に繋がります。 それによって、多くの人に幸福が訪れるチャンスが生まれるのです。
みなさんも、自分の興味のある分野への寄付ができるかどうか探してみてはいかがでしょうか? いろいろ発見があるものと思います。
|
| 書評:会計力と戦略思考力 |
こんばんは。
今日は、書評をお送りいたします。
この本、会計系の内容となります。
会計科目を習っても、それを実務に応用できる人は稀です。 これは、会計知識と実際の財務諸表の関係をうまく把握できず、この情報を経営改善へ繋げられないことを示しています。
会計士や税理士の仕事が、コンサルタント業務ではないことがその理由です。
私は、会計の資格を有する者がもっと経営改善へ積極的になるべきだと考えます。
そのためには、財務諸表を通じて経営分析を行う能力を高めなくてはならないと思います
実務で財務諸表を取り扱う場合、必要とされるものは、仮説力である。 業界特性、当該会社の規模や位置を念頭において、問題点を仮定して分析してゆくことが大切となります。
いたずらに財務諸表を読むことは時間の無駄となります。 経営改善のために読むのか。投資のために読むのか。または、粉飾がないか検査するために読むのか。
財務諸表を読む際には、必ず当初の目的が存在するはずです。
チェックすべき要点を事前に把握し、ある一定のシナリオの下に異変が無いか検討する。 これが財務諸表を読むコツとなる。
今回、取り上げた本はMBAの講師を勤めている著者の授業を基に構成されています。
会計初心者には少々難解かもしれません。 逆に、会計の経験がある方ならば、机上の勉強を実務に活かすきっかけを与えてくれる内容であると感じます。
お薦め度は、B+くらいでしょうか。 なんちゃって「決算書の読み方」本とは、一線を画した良書であると思います。
|
| ツキの波にのる |
こんばんは。
今回は「ツキの波にのる」というトピックスです。
ツキという言葉。かなり曖昧ですが、人生においては物事が比較的楽に進む時期と困難な時期が存在することを示しているといえます。
このことは、先人が一定周期で好調期と不調期が訪れることを経験的に理解していたことを示していると思います。
人生の目標を達成するためには、好調期をうまく活用することも大切であると考えます。 そして、自分の調子が上向きか下向きかを感じる力を身に付ける必要があるといえます。
視点を変えると、経済の景気循環や身体のバイオリズム、潮の干満など一定の期間で上下を繰り返す傾向が存在することに気付きます。
好調・不調をグラフ化すると波動となって捉えることができます。
ツキと呼ばれるものは、宿命とは異なる概念であると言えます。 また、科学的にどうと言うことをここで話す訳ではありません。
経験的に、好調期と不調期が定期的に訪れるということを認識する。これが、今回のトピックスの中心です。
これは、対費用効果の点から考えると良いと思います。
流れが来てない時に頑張っても効果は薄い。全て自前で目標を達成することは困難です。 回りの協力を追い風に目標への道程を進むというやり方は理に適っているといえます。
よく経営者の経営判断を、砂漠でオアシスを見つけ出す作業に例える事があります。
水が不足したキャラバンをオアシスへ導くことは、隊長の責務です。 砂の海において、どちらへ進めばオアシスへ至るか判断しなければいけません。 オアシスは移動することがあり、過去の経験だけではたどり着くことができないこともありえます。 このとき、隊長は自分の直感を頼りに判断を下さなければないません。
この直感は、予測する力によっています。 経営判断をする場合、この感覚がない経営者は企業を導くことはできません。
ツキを感じる力も予測を基にしているといえます。
企業活動においては、「景気の流れを予測する」ということは普通に行われています。 企業はこの予測に基づいて、将来の行動を決定します。 例えば、設備投資が良い例です。 将来の需要を予測し、その予測に沿った生産、販売活動を展開してゆきます。
このことは、景気予測だけにあてはまる話ではありません。 一個人の人生においてもやはりある程度、好・不調の流れが存在すると考えることにそれ程違和感は無いのではないでしょうか。
では、どうやってこの好調・不調のサイクルを捉えるのでしょうか?
それは、過去の自分を振り返ることです。 すなわち、自分の棚卸しを行うことにより、幸せであった時期や困難に直面した時期を把握することができます。それをグラフ化することにより、ツキの波を認識することができるようになります。 この波のサイクルを認識することにより好調・不調の予測を行うことができるようになります。
周期としては、7〜12年程度であると考えます。 これは、個人差があるため、一概には断定できないためです。傾向としては、密度の高い人生を送っている場合、周期は短めであるものと推測されます。
ここで注意しなければいけないことは、物事には因果関係が存在しており、ツキの波よりその関係は強いということです。原因が無ければ、結果は発生しない。これは自明のことです。何もしていなければ、いくら好調期であっても何も発生しないということです。 種を播かなければ、いくらコンデションが良くても実はなりません。
あくまで、為すべきことをなした上で、その結果を増幅する要因の一つとして流れを利用することが上手なやり方であると考えます。
資格試験を考えると、対象は人や経済でなく、ペーパー試験であるため、あまりツキの波に影響されないことが分かります。
過去の自分を振り返る作業は、自分の本当にやりたいことを教えてくれる作業でもあります。 かなり効果的です。
今回は、ツキという不確かな題材を取り上げました。 賛否両論あると思います。 これを機に考えてみると面白いと思います。
|
| 人生の無駄は財産となる |
今回は、「人生の無駄は、財産となる」です。
キャリアについて考えるとき、一般的には自分の入った大学の学部に左右されることが多いというデータがある。 自分の学んだこと(興味のあること)と職業をつなげることの有効性は異論がないはずである。
しかし、私は自分のキャリアは一本道にしないほうが良いと考えます。
それは、転職や他分野のことを学んだりして回り道をしたほうがさまざまな視点を得ることができ、世界を多面的に捉えることができるためです。 そして何よりタフになります。
若い時分の判断は、あまり当てになりません。 むしろ、悩んで多方面をさまようほうが結果的に器の大きな人間となるように感じます。
私自身、20代はかなり変遷があります。 地方公務員として、福祉・医療行政に携わり、第3セクターで障害者の労働問題を担当しました。 その後、法科大学院で法律を修め、会計分野の勉強を経て事業も立ち上げました。
30代となり、自己の進むべき方向が、やっと見えてきたというのが現状です。
確かに、医者等のスペシャリストとしして活躍することは社会的に価値あることですし、それを日本社会は賞賛します。 しかし、ただのスペシャリストは視野が恐ろしく狭くなる結果となりやすいのです。経営的な視点から言えば、従業員としては最も使いやすい駒となります。
皆さんは、天職を得る者は少ないという現状をどう思われますか?
自分に合う仕事、才能がある仕事は、頭の中で考えただけでは見つかりません。損得だけではなおさらです。 試行錯誤の過程で、自分の天職と呼べるものがうっすらと浮かび上がってきます。これを実践で確かめつつイメージを明確化させてゆくことによって自分の進むべき道が実感できるようになります。
自分がどのような状態になりたいか、最終目標を考えることがまず第一にすべきことであると考えます。そして、そこへ至る過程は試行錯誤してみることが大切だと思います。
有効な無駄を積み重ねることが、実は一本道を進むことよりも目標へ近づくコツとなると考えます。 試行錯誤が豊かで、幸せな人生をもたらしてくれます。
資格取得や、現状の職場が唯一の道ではありません。 気楽に、そして好奇心旺盛に進んでほしいと思います。
|
|
|
|